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2021/06/16 14:26:02

「仕事」ってナニ?

こんにちは。第2ICTソリューション本部のN.Hです。いつもお客様先に常駐し、Webシステムの開発・保守業務を行っています。今回は、普段仕事を行う中で心掛けていることを書きたいと思います。



■普段の業務
いつも朝起きて、子供を幼稚園や小学校に送り出し、お客様先に出勤します。自分のPCを立ち上げた後は、仕様書を作ったり、プログラムを書いたり、システムの動作テストを行ったりと、様々な“作業”を行います。



■仕事に行っても「作業」の連続。仕事は?
私は高校時代、焼肉屋さんでアルバイトをしていました。そこで、先輩から問われたことがあります。それは、「みんないつも出勤するとき、『仕事に行く』って言うでしょ?でも仕事に行った先でやっていることは、注文を聞いたり、食べ物を配膳したりっていう『作業』でしょ。『注文を聞く仕事』とは言わないよね。仕事って何だ?」
当時の私は「・・・?」とうまく答えられませんでした。先輩が私に教えたかった事は、「新しい作業を作っていくことが仕事だ」ということでした。
例えば、「お客様に小さな子供がいれば、お客様から言われる前に子供用の取り皿やスプーンを持っていく。ゆったり座りやすい席を案内する」「常連さんを覚えて、少しでもそのお客様に合った対応をしていく」など色々なサービスをすることができます。その結果として少しでもお客様に満足して頂き、リピーターとして再来店してもらえたら、新たな“作業”を作ることができます。
つまり、「仕事」とは、ひとつひとつの作業に自分なりの意味を付け加えて、価値あるものにするということだと理解しています。それには、お客様の身になって、店員としてどう振舞ってほしいか自分自身で“気付く”ことが必要です。その前に、「気付こうとする意識」が大切なのかもしれません。
この原理は、飲食店でも、TSCの仕事でも共通していえることではないかと思っています。


■コロナ禍での開発プロジェクト
TSCではプロジェクトのメンバーにアサインされると、プロジェクトの目標に向かって様々な“作業”を行っていきます。お客様からご要望をヒヤリングし、要件を満たすシステムを設計し、スケジュール通りに開発・テスト・納品を行います。その繰り返しです。
2020年の春、コロナ禍で私の常駐先のお客様は大変困難な状況に置かれました。これまでの対面運用を全面的にオンライン化する必要がありました。危機を打開するために、「オンライン会議の運営管理システム」を緊急で構築することになりました。設計・開発に許される期間は非常に短いものでした。お客様との要件調整は慎重に・迅速に行いました。困難な状況であるからこそ、お客様と綿密なコミュニケーションを心掛けました。短期間での開発のため、普段のプロセスとは異なる手法で開発を行いました。システム要件が完全に固まることを待ってから開発を行うのではなく、基幹部分の開発を先行着手し、細かい仕様を後から追加していく開発方法を取りました。その結果、短期間でシステムを構築し、無事にリリース・運用開始することができました。


■仕事=作業+気付き ←目的意識から気付きが生まれる
この緊急なシステム構築においても、仕様書を作り、プログラムを組み、テストを行い・・・と平時のシステム開発と同様の“作業”を行いました。一つ一つの作業を行う中に「今こそお客様に貢献したい」という自分自身の明確な目的意識を持ちました。そして「お客様にとって今一番重要なことは何か」「どんな機能を提供することが有益か」「自分はいま何を行うべきか」と一生懸命考えました。結果、「納期を死守するには」「ユーザーインターフェースはシンプルに」などプロジェクトの進め方、製品設計について気付き、プロジェクトに活かすことができました。
毎日行う一つ一つの作業に、「目的は何か」「自分はどう貢献できるか」を考え、何か一つでも意味を付け加えていくことが「仕事」なのではないかと思います。
技術力、プロジェクトを管理する力、お客様との信頼関係、どれも仕事を行うにあたって重要なことですね。その中で、「何のために」という目的意識・気付く力をこれからも大切に磨いていきたいと思います。


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