TSC

Blog

東洋システム外観

Blog ブログ

2021/10/20 14:01:06

資格について考えてみる

こんにちは、第3ICTソリューション本部のS.Iです。
資格をテーマにブログ記事作成の依頼を受け、初ブログに挑戦します。
過去の記事を見てみますと、すでに5人の方が最近取得した資格について奮戦記ともいえる記事を書いています。
自分のことを改めて確認してみるとIT系に限定せず語学その他含めても2003年11月に取得したシスコシステムズ社の技術者認定資格「CCNP」が最後に取得した資格でした。ということで新鮮な、また有益な記事は書けそうにありません。以下個人的な話におつきあいいただければ幸いです。




(1)過去を振り返る

私の経歴は短期間のものを除くと大きく3つの時期に分けられます。
①プログラマ
②データベースエンジニア(業務SE兼務)
③ネットワークエンジニア

①の時期に
・『情報処理技術者試験 二種/一種/特種』
を取得しました(IT系の資格に限定しています。以下同じです)。
それぞれ、「プログラマ/シニアプログラマ/システムエンジニア」を対象にしていて現在の「基本情報技術者試験/応用情報技術者試験/高度情報処理技術者試験」に相当するようです。
当時「二種/一種」は受けるのが当たり前の雰囲気があり、同期入社の仲間といっしょに受験しました。「特種」については一部の人が受ける印象でした。システムエンジニア対象という位置付けでしたが、作文がうまければ技術・経験がなくても受かりそうな内容で、実際、当時のこの資格の評価も高くなかったと思います。

②の時期に
・『情報処理技術者試験データベーススペシャリスト』
・『オラクルマスタープラチナ』
を取得しました。
データベーススペシャリストは、資格を持っている社員が全社で一人という時期があり誇りに思っていました。
オラクルマスタープラチナは、当時としては最上位の資格でしたが現在の目で見ると中級レベルだと思います。現在のオラクルマスタープラチナ(バージョンにより区別されます)では2日間の実技試験があり、ハードルが非常に高くなっています。より実践的な実力を測るように変わったと言えます。これは、当初から実技試験のあったシスコ技術者認定資格の「CCIE」の評価が非常に高いのでそれにならったのだと推測します。
この時期が技術的には一番面白く、このままデータベースを極めたいと思っていましたが、ある日突然ネットワークをやることになり、それ以降ずっとネットワークをやっています。

③の時期に
・『シスコ技術者認定資格のCCNA/CCNP』
を取得しました。
短期間でネットワークに必要な知識を習得すること、技術領域を把握することを目的に「CCNP」取得を目指しました。仕事の中で経験できるのは広い分野のごく一部ですから。
もう少し若ければ間違いなく「CCIE」を目指していたと思いますが、その気力がありませんでした。


(2)資格の意味について

資格(を持つこと、目指すこと)には3つの意味があると思います。

① 自分の力の証明書
② 自分の力を知る測定器
③ 趣味や教養として勉強する際の目安や励みとして使う

明確に境界があるわけではなく、意味は人それぞれでひとつである必要もないと思いますが。
(②と③は同じことを仕事とプライベートで無理に分けた気もします。)

①について
転職に有利になる、社内での自分評価を上げるなどにつながります。
注意しないといけないのは、年齢や経験年数によって大きな意味がある場合と、ほとんど意味がない場合があることです。例えば初級の資格は新入社員が取得していれば、基本的な力があるとか、しっかり勉強していると評価されるでしょうが、ある年齢以上の人では持っていてもほとんど評価されないことでしょう。ネットワークエンジニアとして、年齢や経験に関係なく評価されるのは「CCIE」です。若くして取得すればかっこいいし、ある程度の年齢の人が持っていればご意見番のように扱ってもらえる場合もあるでしょう。入札やRFPの要件として「CCIE何名専任」など条件にある場合もありますのでありがたがられます。取得するのは大変ですが目指す価値はあります。

②について
日々の業務では狭い部分しか担当できないことが多くあります。その中で、その分野のエンジニアとして必要な知識や、自分がそのレベルにあるか確認するのに使用できます。私もそうでしたが、狭い部分しか知らないのではと心配な人にはこれは結構動機付けになると思います。

③について
世界遺産検定などを念頭においたものです。仕事につながらなくても、またつながらないからこそ勉強することが楽しいということが色々あると思います。


(3)今とこれからについて

私の最近の状況を考えてみると、クラウドやセキュリティなどに興味を持って本を読んだり、WEBで調べたりすることはよくあります。しかし、資格を取ろうという気持ちになりません。私自身結構な年齢に達していることもあり「①自分の力の証明書」や「②自分の力を知る測定器」として使う必要性が感じられなくなったのです。一方で「③趣味や教養として勉強する際の目安や励みとして使う」ことはずっと考えています。定年退職後に気象予報士に挑戦したいと思っているのです。今始めないのは老後の楽しみにとってあるのです。


===============================
東洋システムは、社員1人ひとりを大切にみんなで明るく元気に働いています。
また、前向きで向上心のある方の募集は通年で行っております。
ご興味のある方はこちらの採用ページからいつでもご応募をお待ちしております。