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2022/03/23 12:21:12

システム業界への思い

こんにちは。第1ICTソリューション本部所属のS.Kです。
いつの間にか中年女性真っ只中、子育てもようやく少し落ち着いてきた私ですが、システムに携わってきたこれまでの仕事遍歴を振り返り、この業界に対する自分の思いを少しだけ書いてみようと思います。





■プログラムって何?
まだITという用語もない時代、文系出身でコンピュータ知識もプログラム経験もなかった私が、新卒でとあるシステム会社に入社しました。
男女関係なく、事務職でも営業職でもなく、資格も不要、未経験で始められる、未分野の「技術職」に、それはそれはとても魅力を感じたことを覚えています。


■挫折
最初にホストコンピュータに携わる仕事に就きました。
私はそこで初めて、0と1の概念を知りました。COBOL言語を習得しました。アベンド、無限ループも経験しました。コーディングを経て、設計書を作成し、要件定義をし、外注発注し、緊急障害対応も行いました。資格も取りました。
でも、途中から仕事内容に興味を見い出せなくなり、システムが嫌いになり、向いていないと感じるようになっていきました。そして働く業界を変えたいと思い、その会社を退職することにしました。


■子持ちで就職探し!
その後子どもを授かり専業主婦となりましたが、そこではなぜかママ友より、仕事をしている人にばかり目がいきました。そのうち自分の中で「生涯仕事をしよう」という決意が固まりました。
ただ、「0歳児あり、旦那も祖父母も頼れない、復職ではなく新規雇用」で仕事を探す、採用を決めてもらうのは、並大抵のことではありませんでした。現実はとても厳しく「残業不可、若さなし、生産性低し、休みがち」とマイナス面の条件ばかり、見通しの悪さは明らかです。このものさしで計られてしまうと、何も言い返すことができませんでした。

それでも諦めずに就職活動を続け、なんとか採用していただけた会社は、結果としてシステム業界の会社でした。私が新卒で身につけた技術はしっかり「手に職」となってくれていたのですよね。


■ソフトウェア開発に就いて
「私はシステム業界に向いていない、好きになれない」と感じながらも、いくつかのシステム会社を通して多かれ少なかれソフトウェア開発に携わってこられたのは、一緒に働いてきた現場の支え・協力はもちろん、業界の特性もあったのだと思います。

ひとことで「ソフトウェア開発」といっても様々あるのです。インフラスキルが無くともコアな知識に興味が無くとも、幅広い最新情報に長けていなくとも、一つひとつの業務経験から学びを得て、立ち向かっていける分野でもあります。また、1人では対応できなくとも周りの有識者に支えられることで、自分の心持ちと努力で乗り切っていける業務もたくさんあります。私のように「自分には適性がない」と感じていても、力になれることはたくさんありました。
「チームワークを大切に職務を全うする。」その思いで働いていたら、業界に対する主観的な苦手意識や固定概念はいつの間にか消えてしまいました。


■最後に
システム業界は人と関わることが不可欠であり、責任感と集中力が必要な孤独な作業もあり、常に新しく進化し続ける分野でもあり、基本的な要素は昔から変わらず、テレワークに強く年齢男女関係なく、これまでもこれからも需要のある、やはり魅力的な業界でした。
家庭と仕事の両立は苦労の連続でしたが、自分に複数の面を持っていることは間違いなく自分を強く強く支えてくれていました。これまでに私を採用してくれたシステム業界の人事の方々、一緒に仕事携わってくれた現場の方々には、本当に感謝しています。

次は私が、ここで、現場で、誰かの助けになれるように、そしてこの業界が明るく活気ある仕事人でいっぱいになるように、周りに働きかけていきたい、と思っています。
みなさま、これからもどうぞよろしくお願いします。


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