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2022/01/26 13:30:20

元カメラマンとして挑んだ動画制作プロジェクト

第2ICTソリューション本部のN.Aと申します。

私は当社入社前はスチールカメラマン、ビデオ撮影、動画編集をしておりました。当時はアイドルのVHS!(そうです!まだテープの時代です!)がカメラマンとしての最終経歴となります。

現在は、趣味で『赤外線』を題材に写真撮影をしています。



※香港上空から撮影。写真を撮りに行く時は極力飛行機を使います。


※福生市多摩川で撮影。


(ちなみにカメラは自身で改造を施し、人間には見えない光(波長)をコントロールして撮影をしています)



※カメラ分解背面。メーカー、機種で様々な違いがある為、分解初見は4〜5時間くらいかかります。


※画像素子センサー。ここから更に分解して私が使う仕様にしていきます。


写真は撮りますが、動画に関しては極力触れずに過ごしてきました。(笑

今回、動画撮影のお仕事が突如として発生し、社内で比較的経験値があるだろうということでKさん、Uさん、私の3名でチームを組み、対応することになりました。とはいえ、現在の動画事情にあまり詳しくない私は、お二人の力を借りてなんとか乗り切ったプロジェクトとなりました。そんなプロジェクトについて、ご紹介いたします。


▼プロジェクトの概要と機材について

今回のご依頼内容は、
①講師の先生の講演動画をかっこよく撮影し、
②その動画をわかりやすく編集し、
③YouTubeにて限定配信を行う、
という3段階がありました。その中で、私は主に①を担当いたしました。

撮影機材についてですが、私も趣味で撮影している写真用のカメラは保持しておりましたが長時間の動画撮影には向かない為、今回は会社で準備することになりました。当初、まだ実績もない状況でしたので業務用ビデオカメラ、照明器具、三脚etcを安価にレンタルで一式揃える手はずで動いておりましたが、「今後、会社としても動画撮影に力を入れていきたい!」という事で一式購入していただきました。吃驚です!!(我が社にはYouTuberになれる機材が揃ってます)


▼撮影の下見

ご講演風景の撮影とのことで、私は講堂などでの講演をイメージしておりましたが、今回は研究室での撮影でした。大変有り難いことに事前に現場を拝見させていただき、室内灯、窓の位置etc、カメラの配置や撮影イメージの構築について事前に話し合いもでき、それに伴い必要なモノも十分に厳選することができました。

ただ、その話し合いの中で撮影当日には『デモンストレーション』を行いたいとの意向を伺ったのですが、こちらに関してはどのような内容なのか、また事前に人の動きなどを確認することができず少しプレッシャーにも感じていました。

特に懸念したのは『音』です。ここは、動画撮影で1番頭を抱えるパートです。特に室内では『空調』の音が入ってしまうことがあります。今回、撮影は9月でしたので室内で空調なしは考えられません。ご講演者はピンマイクをつけてもらうことで問題は少ないのですが、デモンストレーションの際には周囲の音(声)が問題になる可能性があるのでは、と考えました。


▼下見からさらなる準備を

下見で得られた情報から、音と会場での対策として以下の準備を重ねました。

①マイクの延長ケーブルを購入
雑音の影響を減らすため、マイクを極力デモンストレーションをされる方々に近づけて録音が出来るよう延長ケーブルを準備しました。

②ゴム製のテーブルクロスを120✕120で購入
室内の撮影では原状回復が絶対です。動画用のビデオカメラでは、かなり大きな三脚を使います。三脚を置く時に床に傷を付けない為テーブルクロスを下に敷き、他の三脚にはテニスボールに穴を開け差込み、床などへの傷防止を徹底しました。

③音が鳴らない履物を用意
下見の際に撮影者自身の靴音が気になった為、スリッパなど音が鳴らない履物を用意し撮影に臨みました。こちらは見落としやすいのですが気を付けたいポイントです。


▼いざ撮影!

そして本番の撮影。大変ありがたいことにお客様より資料素材までいただくことができ、動画撮影は順調に進みました。

懸念していたデモンストレーションは、映像についてはUさんの機転の効いた撮影ポジションに救われ何とか事なきを得ましたが、音声に関しては説明している声を拾いきれず、前段の講演と比べると声が小さく色々な環境音が入ってしまい、難しさを痛感しました。
しかし、ここは編集でカバー。編集担当のUさんの編集技術に助けてもらいました。(デモンストレーション時の声をしっかり拾いたい場合、音声専任のメンバがいて、その都度話している方にマイクを向ける事ができればベストです)


▼まとめ

今回の案件では、カメラマン時代の色々な経験を思い出させてもらい、また諸々足りないところを痛感した撮影の1日となりました。
それでも、とても楽しかったですね。チームをまとめる人がいて事前に調整をし、更に下見ですり合わせができ、本番の撮影そして動画編集へ。チームのメンバ他関係者のみなさまも含め、全員が役割を最大限に果たし、その能力を活かしきれた今回の案件だったと思います。

またこのチームで何かを創ってゆける機会に恵まれれば良いと思っております。


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