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2022/03/25 14:00:24

仕事と生活の調和

こんにちは。第2 ICTソリューション本部のF.Rです。

テレワークして丸2年。仕事と生活が混在している中、軽重緩急で優先順位をつけたところ、結果的に仕事の生産性が向上し、自由時間も増えました。時間を有効活用できる働き方は自分に合っており、調和をとり続けていきたいと思います。

一日の計は朝に在り。10分間テレビ体操、朝食後簡単に掃除、天気がよければ朝散歩(真冬は行かず)します。「武蔵野の路」コースは川あり、橋あり、富士山もよく見えます。長閑な風景に癒され、朝日を浴びて帰宅、珈琲を淹れて仕事に取り掛かります。部屋の中は季節問わず換気しています。電車の音、時々小鳥のさえずり、夏蝉の声も聞こえますが、妙に静けさを感じて仕事に集中できます。合間を縫って洗濯物を干したり、食材の宅配を受け取ったりします。自宅から歩いて数分の所にスーパーがあり、お昼休みに時々お弁当と食材を買いに行きます。休日は散歩、庭の手入れ、図書館やスーパー通い、家事などのんびり過ごしています。長時間通勤して仕事、家事、育児をしていた頃に比べると楽になりましたが、トシとともに心身の機能が低下しています。自然の摂理に逆らえず、ただその下り坂をできる限り緩やかに、無理せず自然体で進めています。


『仕事』はどこにいてもできます。コロナ前も様々な職場によく一人常駐し、様々な属性の人と多様なツールを用いて意思疎通を図り、異なるIT業務をやり遂げました。在宅勤務になっても、自分で目標やスケジュールを設定し、極力自律的に行動しています。時間をマネジメントできれば毎日穏やかに過ごせます。

昨年初夏、在宅勤務で某メーカーのSalesforceサポート業務から離れ、別の製造企業のDX(デジタル トランスフォーメーション)推進プロジェクトに参加し、プロジェクトメンバーと対面することなく、完全リモートでSales Cloudの構築業務を準備段階から始めました。Sales Cloudのカスタマイズ経験がなく、セルフトレーニングサイトや無料ウェビナーを利用して独学しました。仕事はチームワークなので、メールやチャット、Web会議を通してこまめに報連相し、淡々と仕事の成果を見せます。プロジェクトメンバーに助けてもらい、無事スケジュール通りに本番リリースできました。これから主役のビジネスユーザに活用していただけるように数多くある課題に取り組んでいきます。

今の時代、各企業のDX対応ニーズが増えています。ノーコードやローコード開発は、プログラミング経験のない様々な人にアプリケーション開発が実現できる上、テレワークにも向いています。ネット上で学習できるコンテンツや無料ウェビナーなどが利用できますし、Webで資格試験を受けることも可能です。自宅にいても、業務の進捗状況に合わせてピンポイントで知りたい情報へいつでもアクセスできることも魅力です。


『花』がある暮らし、庭の花壇エリアに宿根草をメインに三十種類以上の植物、ミニ菜園エリアに約十種類の野菜とハーブを育てています。春夏の庭は賑やかで、石楠花やチューリップ、芍薬、紫陽花、紫式部、ユリ、桔梗など沢山の花が咲いています。秋冬は萩、紅葉、菊、水仙と蠟梅が観賞できます。一年中、花が絶えません。栽培の成果を求めずプロセスを楽しみ、思わぬ豊作で喜びも大きいです。昨年桃4玉、キュウリも茄子も例年より多く収穫し、3種類のトマトは毎日お椀一杯採れました。冬は大根とのらぼう菜の炒め物や浅漬けをよく食べていました。

仕事中考えが行き詰まったとき、庭の花や野菜と数分間会話すると気分転換できます。庭があるおかげで、ずっと家の中に居るストレスも軽減されます。七十二候の歳時記カレンダーに従い、移ろいゆく自然を体感し、晴耕雨読の暮らしを目指しています。




『読書』が日常的な娯楽だと思います。どこに住もうと、町の本屋や図書館通いは小さい頃からの習慣です。デジタル読書が増える今も、インクの匂いや紙触りなど立体感ある本が好きです。気の向くまま好きなものを乱読しています。ここ2年日本及び東アジアの古代史をテーマに本を読んだり、ネットを検索したり、ヤマト王権以前の歴史を調べています。西日本のどこかに倭国、東日本のどこかに日高見国が存在していたのでしょう。それぞれ具体的な場所の特定よりも歴史の流れの脈絡を少しでも掴めたらと日々妄想しています。日本神話に出てくる神々の名前は長く、しかも似ていて覚えられません。読めば読むほど謎が深まり、よく読み返しています。

午後の陽光が差し込むリビングで本を読んでいる時は至福のひと時です。4枚窓越しに庭の花が風に揺れて、青空を見上げると雲が自在に動いています。昔読んでいた「菜根譚」の中一番好きな言葉が浮かんできます。いつかこの境地に達したいと、日々修行しています。

寵辱不驚、閑看庭前花開花落。
去留無意、漫随天外雲巻雲舒。
(可愛がられても辱められても驚く事無く、庭先の花が開き散る姿を静かに見守る。)
(去るも留まるも地位の変化に心動かさず、ただ大空の雲の離合集散に従っている。)




『旅』の非日常体験は心に癒しと潤いを与えてくれます。万巻の書を読み、時間を越えて先知に出会えます。千里の道をゆき、時空を超えて未知の世界を知ることができます。旅の醍醐味は様々な乗り物で移動し、千変万化する自然の多様性と各地の歴史や伝統文化を味わうことです。限られている時間と予算の枠内で、最大限体験できるよう事前のリサーチが重要です。テーマを決めてフリープランかツアーを探し、それから休暇を取って大人の修学旅行に出掛けます。旅先で四季折々の風景観賞、神社仏閣巡り、各地の暮らし発見、歴史が灯る場所で思いを馳せ、人の優しさが心の琴線に触れます。旅を終えて再調べすれば、次の旅に活かせます。仕事同様PDCA実施、点から線、線から面、そして立体化して自分の一部となり、アウトプットできるようにストックしていますが、覚えているのはほんの僅かです。

体力があるうちに、長い石段のあるパワースポットを巡りました。自然と調和する石段を上がるごとに景色も空気感も変わり、心が浄められ、山頂到達時の爽快感は格別です。早朝の霧雨の中、羽黒山国宝五重塔が杉林に溶け込む姿を拝見後、静寂と巨木に包まれ、2446段の修験道を登り切った先、出羽三山三神合祭殿で神仏習合~分離の歴史を聞きました。芭蕉の句「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」で知られている山寺(立石寺)の狭い1015段を2回登り、五大堂から眺める新緑と紅葉の風光に深い感銘を受けました。「こんぴらさん」の愛称で親しまれている金刀比羅宮の参道875段も2年連続登りました。御本宮横の展望台から秋晴れの讃岐平野の田園風景、遠くには瀬戸大橋が見渡せます。昼前登った帰りに食べた琴平うどんがとても美味しかったです。早朝登った時、静まり返った参道を上がっていくとあたりがだんだん明るくなり、朝陽が照らす景色もまたひと味違うように思います。各地の参道を開いた先人たちに敬意を表します。

「旅は道連れ 世は情け」と昔からよく言われますが、今のご時世独り旅は気楽で愉しいものです。感染対策を講じ、ずらし旅をしています。桜爛漫の時青森の三内丸山遺跡で縄文時代の扉を開き、宮城の東北歴史博物館で古代から近世の東北暮らしを知り、満開の弘前桜と天然記念物の塩竈桜を愛でる機会にも恵まれました。美しい古代蓮が咲く頃、埼玉県立さきたま史跡の博物館で国宝金錯銘鉄剣を見てきました。新緑が清々しく、広大な丘陵に点在する宮崎の西都原古墳群は古代と変わらない風景が広がり、無料の考古博物館は展示に工夫されてとても見応えがありました。日向神話ゆかりの高千穂、青島神社、宮崎神宮、江田神社、御池も巡りました。気付けば47都道府県全踏破まで残り2県、2022年中「経県値」地図をすべて塗りつぶし、全国制覇を目指します。




令和4年元旦の早朝、中央線の車窓と初日の出が融合した光景を見られ、初詣くじは大吉でした。夕日のダイヤモンド富士も堪能しました。日が昇ってまた沈みゆき、世の中の様相が常に変わります。不安定な世界情勢、感染症収束が見えない中発生した地震、悲しいことは続いているこの頃。平和の日本にいるから、仕事も日常生活も、文化体験までできます。しかし明日は何が起こるか分かりません。感謝の気持ちを持って、しなやかに、たおやかに生きたいと思います。





一年の計は春に在り。春彼岸も過ぎ、桜が咲き始めました。ポカポカ陽気に誘われて、新しいことにチャレンジしませんか。働き方が多様化になり、仕事が千差万別、生活も十人十色。自分に合う最適なスタイルを見つけて、QOL(クオリティオブライフ=人生の質)を高め、仕事もプライベートも充実させましょう。

令和3年9月デジタル庁が設置されました。デジタル技術やデータを活用して、利用者目線に立って新たな価値を創出するDX推進は政府、自治体、民間とも加速化しています。デジタル人材の需要も高まり、若い方、女性にとってもいい機会で、応援したい気持ちです。固定観念にとらわれず、自分の好きなこととITを組み合わせた仕事ができれば、世界が広がり、デジタル時代にも活躍できます。システム開発の仕事をしても、知恵や工夫次第で仕事も暮らしも余白を楽しめます。若くない自分も試行錯誤しながら日々挑戦しています。何かお役に立てれば幸いです。


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